病的近視は、どのような人に多いのですか?年齢によって患者数は違うのでしょうか?
福岡県久山町(注)で実施された、病的近視による眼底の変化(近視性網膜症)の有病率に関する調査では、性別の有病率は男性で1.2%、女性で2.2%と女性に多いという結果でした。また、年齢別の有病率は40歳~49歳が0.9%、50歳~59歳が0.7%、60歳~69歳が1.3%、70歳以上では3.4%(久山町研究 2005年)と、年齢が高くなるにしたがって発症頻度が高いことが報告されています。
(注)久山町は、住民が全国平均とほぼ同じ年齢・職業分布を持っている平均的な日本人集団であることから、日本人の健康状態の実態解明を目的とした様々な調査が行われている